楽天新監督 デーブ大久保

本日、来年度の楽天の監督が正式に発表されました。
噂通り、デーブ大久保氏が2軍監督からの昇格となりました。

デーブ大久保氏は、西武時代に若手選手に暴力をはたらいたことや、楽天に来てからも練習で若手選手を脱水症状に追い込むなど、あまりいい話は聞きません。
ネット上では、「大久保博元氏の一軍監督就任に反対するファンの会」が反対の署名集めを開始ともあります。ツイッターでもかなり拡散していました。

ファンあってのプロ野球ですから、これでは運営が厳しいのではないか？という考えもあります。
しかし、経営のプロフェッショナルである三木谷オーナーが赤字を出すような運営をするはずがありません。

プロ野球は、スポーツであると同時に一つのショーでもあります。
そのショーを盛り上げて、一人でも多くの人を集め、そこでお金を落としていってもらう・・・これが経営の大切な部分です。
ですから、いろいろなイベントを企画し、ファンサービスすることが大切です。
しかし、それにも時々変化は必要なのです。
人間とは不思議なもので、美味しいものを食べ続けると、それが美味しいと感じなくなることがあります。いわゆるマンネリです。ですから、適度に違うものを食べて、やっぱりこれが美味しいと改めて感じます。

以前に野村監督が楽天を2位に導き、初のＣＳで盛り上がりましたが、その年で解任されました。
後任に選ばれたのは、前年まで広島の監督をしていたブラウン監督でした。
だれもが、「え？？？？」と思いましたが、それは、その次の星野監督に繋がる布石だったと考えます。
ブラウン監督が好成績を残せば継続もあったと思いますが、それでも結果的には星野監督に代わっていたでしょう。

今回の監督選出は、ある意味中休みと言ったところかと思います。
星野監督の後の監督ですから、それ以上の監督をすぐに招聘することは難しいでしょう。
今回、デーブ大久保氏に監督を任せ、成績が上がれば儲けもの、そうでなければ次期監督招聘となるでしょう。

人生、楽しいことばかりでは楽しいことが当たり前になります。
苦しいことがあるから、楽しいことが際だつのです。
今回の監督選出は、そんな意味もあるのではないでしょうか？
三木谷オーナーは目先の利益ではなく、数年先まで見据えていると思います。